第六の儀式は決心した人だけがやるように,と
「若さの泉」には書かれている。
それは「性的な快楽の放棄の決心をした人だけ」がやるようにという指示だ。
私自身は快楽は放棄したくないので,
前の記事にも書いたが,この儀式はしないことにしていた。
しかしチベット体操を始めてから,
時々かなり強い性的な欲求に襲われることが多くなった。
そんなとき,いろいろな方法でそれを紛らわせることができるが,
なんだかエネルギーを浪費しているように感じて,
もったいなさを感じることが増えてきた。
で,いろいろな方法の中で,一番簡単なのは第六の儀式をすることとわかった。
なので,ほんとうに我慢できないときだけだが,
やることにした。
面白いのは,性的な欲求によって生じたエネルギーが,
背中を登り,頭頂まで達する。
クンダリニーとは違うと思う。
むしろ気功の小周天の半分が起きる,
といったほうが良さそうだ。
で,もう一つ面白いのは,
しばらく前に謝明徳氏の「タオ人間医学」を紹介したが,
あれを読んで,簡単な小周天ができるようになった。
で,第六の儀式をやって背中に沿って頭頂に登ったエネルギーが,
今度は体の前面を通って,下に降りてくるのである。
小周天をするときには舌を上顎につけるのだが,
エネルギーがそこを通るとき,唾液がたくさん湧いてくる。
いや逆で,唾液がたくさん湧いてくることでエネルギーが降りてきたことがわかる。
で,それを飲み込むことでエネルギーが胸前,腹の前を通って下丹田に収まると,
性的な欲求も収まるのである。
チベット体操を始めた頃に「タオ人間医学」を手に入れていたが,
これらが連動するとは思ってもいなかった。
面白い。