今日の午後,松江歌族の会主催の,
「Mezza estate 真夏のひととき」
というコンサートに行ってきた。
今日このコンサートがあることはだいぶん前から知っていたのだが,
正直,なぜかチケットを買いに行く気持ちにならなかった。
申し訳ないことに「松江歌族の会」とはどんな団体なのか,
知らなかったから。
それが3日ほど前のこと,
同僚がこのコンサートの裏方をやっていて,
「チケットがあるんだけどいりません?」
と誘われた。
するとなんだか急に行きたくなった。
この前のワークショップの時もそうだが,
こういった気持ちになる時には必ずおもしろいことが起きる。
それが最近のパターンなので,即
「わけてください」
とお願いした。
結果はまたも大正解! 夏の暑い午後,素敵な時間を過ごすことができた。
コンサートの第1部,第2部は「松江歌族の会」のメンバーによる歌曲とオペラのアリア独唱。第3部はオペラ歌手妻屋秀和氏のソロリサイタルだった。
第1部,第2部も素敵だったが,圧巻だったのは第3部。
妻屋氏は松江出身。東京芸大を卒業後,数々のオペラに出演。
ライプツィヒ歌劇場,ワイマールにあるドイツ国民劇場と専属契約をされていた。
ドイツ,ライプツィヒ在住,だそうだ。
超一流じゃありませんか!
パートはバス。
歌と歌の間に,氏の師匠や先輩の話が入り,笑いを誘う。
そして歌となると,朗々とした声がホールいっぱいに響いていた。
4曲目に歌われた
メフィストフェレスのセレナーデ(歌劇『ファウスト」)
は歌詞はわからなかったけど,
悪魔メフィストフェレスの感じがよくわかって,
聞いていてゾクゾクした。
最後の
もう飛ぶまいぞこの蝶々(歌劇『フィガロの結婚』)
は3枚目役の歌は役柄から歌うことはないと前置きがあったが,
(確かに3枚目役の歌詞のようで,失礼ながら合わないと思ったが)
たいそう面白かった。
んで,アンコールを聞きながら涙腺が緩んでいたことは内緒,内緒!
いやいや,誘いに乗って大正解だった。
プラバでは11月にハープのコンサート,
来年の2月にはオルガンのコンサートが予定されているが,
いずれも超一流の演奏者だそうだ。
そういった演奏者を続々と呼び寄せるプラバホール。
それにしても、
松江って音楽に関しては日本第一級の都市?