図版を取り込むことを除けば,LaTeXは非常に便利な道具であることがわかり,
それからもっぱらどうやったら楽に文書が作れるかをいろいろと調べてみました。
同じ頃LaTeXがバージョンアップし,
今でも使われている2eというバージョンが出まわり始めていました。
奥村先生の本や,アスキーから出た正式なマニュアルなどを読むと,
図版をpsファイルで保存すれば簡単に取り扱えることがわかってきました。
しかしその頃発売されていた,ps形式でファイルを書き出すアプリケーションはとても高価で,
貧乏教師にはとても手が出ません。
さらに同じ頃,Linuxがいろいろな雑誌で取り扱われはじめ,
日本語対応したディストリビューションの中には日本語が扱えるLaTeXがはじめから収録されていることを売りにしたものも出てきました。
Linuxについていくつかの本を読むと,図版がpsタイプで保存できるようなソフトが結構たくさんあることもわかってきました。
「よし,Linuxにしよう」
こう決心して作業を始めたのですが…。
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