しばらく前まで通っていた教室では,
初心者はまず練功十八法からはじめます。
先の記事にも書いたように,多くの太極拳の教室で練功十八法が準備運動としてやられているとは思います。
実際私が昔習った教室ではそうでした。
その教室では,まずは半年をかけてじっくりと練功の前段を習うのです。
私ははじめ「太極拳の教室なのになぜ?」とあまり乗り気ではなかったのですが,
教えてくださる先生の言葉の端々をつなげていくと,その重要性がわかってきました。
実際,練功十八法は「医療保健体操」として作られたものです。
そのそれぞれの技は練功者自身による自己マッサージであり,
それによって頸や肩,腰,足の痛みを軽減させていくようにできています。
最近私も年のせいか肩がよくこるようになって来ましたが,
練功をすると痛みがいつのまにかなくなっています。
また,健康な人にもさらなる効果もあります。