最近できた制定拳に十式太極拳というものがあります。
型は24式太極拳の半分しかありません。
広さも1坪ほどあればできます。
つまりそんなに動かないわけです。
でもこれが難しいんですね。
足は左右に1歩くらいしか動きませんから,かなり楽です。
しかし全身協調という太極拳の基本要求をきちんとこなそうとすると,
ごまかしがききません。
昔中国武術の雑誌で,
中国人の先生が「立てないのに何で歩けるんだ」とおっしゃっている記事を読んだことがあります。
実際,立って全身放松することが難しい。
だから当然それを保って動くことなぞ不可能。
それゆえ,前の記事で静坐功ということを書きました。
静坐功ももう3,4年やってますけど,放松への道は険しいです。