練功十八法の難しさ

前にも書きましたように,練功十八法は医療体操として作られました。
その意味はあたかもお医者さんが患者さんを治療するように動作をするということです。
これって意外と難しいんです。
だって,普通の人は(誰にでも体の偏りはありますから厳密には間違いですけど)
どこも悪くないのですから。

たとえば前段の第3節「双手伸展」では上に両腕を伸ばしていきます。
普通は自分で動いてしまうので,筋肉運動となり人によってはやればやるほど肩がこります。
ではどうすればいいのでしょう?

二人組で一人が座り,もう一人は後ろに立ってゆっくりと前の人の腕を引き上げてあげます。
前の人は自分であげず,後ろの人に動きを任せるのです。

つまり,前の人が患者さん,後ろの人がお医者という見立てで,
実際に治療っぽいことを体験してみればいいわけです。

実際一人でやるときには自分で腕を上げるのではなく人にやってもらう。
そのイメージを大切に行うと,段々に肩がほぐれてきます。

かくいう私は筋骨隆々というわけではありませんが,
ついつい筋肉に頼った動きをしてしまうのでいつも先生に怒られます。
でも難しいんだよなぁ。

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