大学への入学が決まった高校卒業後の3月,
何か予習めいたことをしておきたいと思い,
高木先生の「解析概論」を選びました。
なぜこの本を選んだのか,
今は思い出せません。
でもこの本もなぜか高校の図書館にあったのでした。
S先生が入れるように司書さんにお願いしていたのかもしれません。
で,読み始めたのはいいのですが,
第1章で沈没しました。
解析概論の第1章は,
切断による実数の定義から始まります。
で,Dedekind の公理とその他三つの性質が同値であることが証明されているのですが,
読んだときにはよくわかりませんでした。
先の「整数論入門」のときと同じく,
挫折感を覚えたのですが,
なぜか大学での授業には不安を感じませんでした。
なんて楽天的な性格なのでしょう。
# 後で「解析概論」は第1章が一番難しい,
# 第2章から読むといい,と先輩から聞いたものです。