太極拳はゆっくり動くもの,と思っていました。
実はこれ誤解なんですね。
ゆっくり動くのではなく,
ゆっくり動くようになる,
のです。
この違いお分かりでしょうか?
ゆっくり動くのは自分で動く早さをコントロールしているということです。
太極拳のゆっくりというのはそうではなく,
「自然に」そうなることです。
その意味では体ができていない間はどうしても早く動くことになります。
しかし気功も十分にし,体も放松してくると自然に動きは遅くなります。
ゆっくりと体の中を何かがめぐり始めるので,
それにあわせるとゆっくりになります。
不思議なもので,早くやると気分が悪くなるくらいです。
太極拳の動きは「体に聞け」というのは分かる気がします。